【EC動向】定期購入型EC「グロッシーボックス」、メンズコスメの販売開始へ

ビューティー・トレンド・ジャパンは、化粧品サンプルの定期購入型ECサービス「グロッシーボックス」の日本版で、今冬からメンズコスメの取り扱いを始める。すでに欧米の「グロッシーボックス」では男性用も展開。日本でもブランド側からの要望の声が高かったようで、まずは特別販売としてトライアルする。

市場規模が広がっているメンズコスメだが、女性のように店頭で気軽に商品を購入することへのハードルは依然として高いことから、化粧品のサンプルをネットで注文できる同社サービスの利点を生かし、ターゲット層を男性にも広げるほか、既存会員(女性)のプレゼント用としてのニーズも見込む。

「グロッシーボックス」は、本体商品の単価が高く、自分の肌に合うのか判断が難しいコスメの特性が“試してから買う"という事業モデルに合致して18カ国で展開中。日本では2011年12月にサービスを開始している。

ウェブ上のくちコミに加え、最近ではテレビの情報番組などにとり上げられるケースが増えており、10月中旬時点の登録会員数は約3万9000人と「想定を上回る速さで会員を獲得している」(同社)という。

また、フェイスブックのファンも1万7000人を獲得して情報拡散を強化。現状、月間2万5000個(ボックス)を販売しているようだ。

なお、男性用のボックスは11月5日に販売を開始し、消費者には12月25日に届ける。価格は税込2100円で限定3000個を用意する。
参加ブランドは「クラランス」や「ジョンマスターオーガニック」など人気ブランド5社。女性向けのボックスとは異なり、フェイスからボディーまでトータルケアできる商品を試せるようにする。

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