靴とファッションのネット販売を手がけるロコンドは2月14日、ラオックスおよび同社子会社で婦人靴などを手がけるモード・エ・ジャコモ(MEJ)、オギツと業務提携を結んだ。
ロコンドはECのノウハウやIT・物流インフラなどを活用した自社EC運営支援サービス(BOEM)や店舗配送受託(e―3PL)、店舗欠品フォロー業務(ロコチョク)、店舗在庫のリアルタイム販売機能(ロコポス)といったプラットフォームサービスをラオックスグループに提供することで、同グループが推進中のオムニチャネル戦略に貢献していく。
これにより、MEJとオギツの婦人靴やバッグなどの商品がECチャネルにも安定的に供給される体制が整うとともに、品ぞろえも大幅に広がることから、「ロコンド」を含めたウェブ販売の増加を見込んでおり、MEJとオギツの両社は現在10%に満たない婦人靴のEC化率を、2020年までに欧米並みの30%へ引き上げることを目標にするという。
一方、ラオックスグループは今後、「ロコンド」で販売するプライベートブランドの企画開発を行ったり、親会社の中国企業が運営するECモール「蘇寧易購」へのロコンド出店を後押しするほか、ラオックスグループの取引先をロコンドに紹介することなども含め、双方のシナジーにつながる取り組みを検討していく。