アスクルは5月21日、運営する日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」をヤフーの仮想モール「ヤフーショッピング」に出店させる。「ロハコ」が仮想モールに出店するのは初めて。ヤフーとアスクルは資本業務提携しており、これまでもヤフーのポータルサイト上に送客のためのリンクを張るなどして集客支援を受けてきたが、仮想モール「ヤフーショッピング」へ出店することで、より直接的にモール利用者の取り込みを図り、新規顧客の獲得を強化する狙い。
「ヤフーショッピング」の出店店舗「LOHACO Yahoo!ショッピング店」(画像=イメージ)では「ロハコ」の本サイトでの取扱商品のうち、マーケットプレイス機能で「ロハコ」に出店する外部企業の商品は取り扱わず、アスクルが自ら在庫を持ち販売する約7万点のみを販売する予定。
また、本サイトでは実施している特定の商品を複数点、同時購入した場合に割引する「まとめ割」などの特典サービスや都内など一部地域で導入している自社配送による小刻み時間帯指定配送サービス「ハッピー・オン・タイム」などの配送サービスはヤフー店では対応しない。
仮想モールではシステム面などで自社通販サイトに比べて制限があるため、品ぞろえやサービスとも本サイトよりも劣る面もあるが、「ヤフーショッピング」に出店することでモール内広告の活用や各種キャンペーンへの参加、クーポン利用などを通じ、より直接的にモール利用者にリーチして新規客を取り込む”ドアオープナー”としての役割などを期待しているようだ。