アスマル、”うまい棒”を梱包材に?
「うまい棒」が梱包材!?。オフィス用品通販大手のアスクルの子会社で生活用品のネット販売を行うアスマルが配送時の梱包材として“駄菓子"を使うという一風変わったサービスを始めた。2010年12月8日から開始したキャンペーンの賞品を配送する際、人気の駄菓子「うまい棒」を梱包材として活用、賞品が入った段ボールに約200本のうまい棒を入れ、賞品を保護するもの。
同社では社内からの発案を検討した結果、「(うまい棒は)軽く、衝撃吸収性もあり、しかも食べられておいしい」(広報)など、緩衝材としても優れ話題性もあり面白いと判断し、今回の試みを実施することを決めた。今後、反響を見ながら“うまい棒梱包"の継続を検討したいとしている。
アスマルでは12月8日~20日までブロガーを対象に電子文具メーカーのキングジムとタイアップしたキャンペーンを実施。「通販でうれしかった体験と、これからの通販はこうなる!予想」をテーマに自身のブログで記事を書いてくれるユーザーを同社の通販サイトやツイッター、ユーチューブでの動画を使って告知、募集する。記事内では「これからの通販予想アスマル・ブロガーキャンペーン!」というキャンペーン名称の記載を必須条件とし、ネット上での認知度アップのほか、記事内容で良いアイデアがあった場合は、採用するなどしてサービスの向上を図る目的のようだ。
キャンペーンで集まった記事は同社で審査し、面白い記事を書いたブロガー13人にキングジムの製品をプレゼントする。なお、上位3人にはキングジムのデジタルメモ「ポメラ」の機動戦士ガンダムコラボレーションモデル「シャア・アズナブルモデル」「ランバ・ラルモデル」「ジオン軍モデル」を、残りの10人には卓上メモ「マメモ」を賞品として贈与する。
この賞品の配送時の梱包材として駄菓子の「うまい棒」を使用。賞品の回りにうまい棒を150~200本程度、敷き詰めて緩衝材の代わりとする。うまい棒はスナック菓子で軽く、衝撃吸収性もあり、おいしく食べられてゴミも減るという「三拍子そろった究極のエコ梱包となる」(同社)と判断、社内から出た面白い意見の採用を決めたという。“うまい棒梱包"は今回のキャンペーン限定だが、顧客からの反響次第では今後も実施する可能性もあるとしている。