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楽天 有機野菜の定期販売開始

楽天は10月23日、有機野菜の定期ネット販売サービスを開始した。グループ会社のテレファームが有機野菜の栽培から加工まで手掛け、自社仮想モール「楽天市場」で販売する。現地で一貫して管理する安全性で差別化し、共働きや小さな子どもを持つ家庭などのニーズに応える。

開始した定期販売サービスは「100%オーガニック定期便」で、グループ会社のテレファームと共同で行う農業サービス「ラグリ」で展開する。愛媛に構える自社の有機農場で栽培した有機野菜を、現地で加工して出荷する。

品ぞろえは13アイテム。カット野菜を使ったサラダ2種とミックス野菜サラダ8種、複数の野菜を組み合わせた野菜セット3種類を展開する。価格は税・送料込みで1回1600円から。配送は既存の配送業者に委託してクール便で届ける。

配送頻度は毎週1回、2週間に1回、1カ月に1回。ユーザーは配送頻度と配送曜日を選んで注文する仕組み。

集客は「楽天市場」内で展開するオーガニックやナチュラルフードを特集するページを通じて接点を拡大する。キャンペーンとして一部商品について、初回購入時に特別価格で販売した。

「ラグリ」が行う有機野菜の栽培から加工までを手掛けるモデルは日本で初めて。今回の定期販売サービスに先駆けて、今年6月に有機JAS認定のカットサラダ工場を稼働していた。今後、有機農場や野菜の加工工場を増やすことで、製造能力を高めていく。すでに静岡で1カ所の農場を確保しているとし稼働を目指す。また、加工食品などの品ぞろえの増加についても検討する。

楽天はグループ会社のテレファームと共同で、消費者から特定の生産物の受注後に生産者が作付けし販売する「ラグリ」を展開。複数の生産者の200種類の野菜を取り扱う。自社運営の有機農場では年間約100種類の有機野菜の栽培を計画している。《通販 6号 03面 27》

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