集英社は11月26日、コスメ専門の通販サイト「ハピプラビューティ」(画像)を開設した。主力のファッションカテゴリーと親和性の高いコスメを取り扱うことで、顧客生涯価値を高める。
同社では、運営するファッション通販サイト「フラッグショップ」でもコスメ商材の品ぞろえ拡充を図ってきたほか、今年6月にはルミネ新宿ルミネ2内の期間限定店でフランスの香水・化粧品ブランドである「ゲラン」のポップアップストアを誘致して関連イベントも開催するなど、コスメカテゴリーを強化してきた。
「ハピプラビューティ」のスタート時は「ゲラン」や「ヘレナルビンスタイン」「ブリリアージュ」「スリー」など国内外の約110ブランドを取り扱う。
主力の衣料品とは異なり、コスメ商材は買い取りが必要なブランドもあるようだが、セールを行わないブランドが多く、リピート買いも期待できる。また、最近ではアパレル企業がコスメブランドを展開するケースも増えており、ファッションンECとのシナジーも見込める。
新サイトでは、人気ヘア&メーキャップアーティストの長井かおりさんが名品コスメと使い方を指南するコンテンツを展開。アイシャドーなどのテクニックを動画も交えて説明する。また、日常的に訪問してもらえるよう、毎週水曜日はファッション&占いエディターとして知られる青木良文さん監修のコスメで運気を上げる占いコンテンツも配信するなど、他のコスメECとの差別化を図る。
情報面でも、スタート時には集英社発刊のビューティー雑誌「マキア」1月号で特集する「ベストコスメ2018下半期」の対象アイテムを紹介するほか、同誌のウェブサイト「マキアオンライン」などとも連携して雑誌社ならではの情報発信を強める。