セブン&アイ・ホールディングスは1月24日から、ネット販売と総合スーパーや百貨店などが連携したバレンタインの共同販促を開始した。5社が連携した販促は初。バレンタイン商品の販売を通じ、通販サイト「セブンネットショッピング」のキャンペーンページに誘導する。ネットを核にネット販売と店舗の相互送客を図る。「グループの1日合計利用者1500万人に販促し、新たなムーブメントを作る」(同社)考えだ。
開始したキャンペーンのテーマは「新・バレンタイン宣言~みんなに、ありがとう。~」で、感謝の気持ちを伝えるバレンタインを提案。セブンネットショッピングの他にセブン―イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、そごう・西武、デニーズの5業態が連携し、キャンペーンのオリジナルユニット「渡り廊下走り隊7」を起用した約30商品を販売する。
セブンネットショッピングでは、渡り廊下走り隊7のCD「バレンタイン・キッス」を主に販売。同サイト限定で、お気に入りのメンバーと握手できる握手会イベントを特典として付与する。
セブン―イレブン・ジャパンでは「渡り廊下走り隊7手作りデコチョコセット」などを、また、イトーヨーカ堂ではオリジナル制服などの衣料品やステーショナリーグッズなどを販売する。そごう・西武では「パティシエ・シマのカラフルマカロン」などを、デニーズではバレンタイン限定のデザートをそれぞれ提案する。
キャンペーンの開始に伴い、2月1日からテレビCMの放送を開始。また、各店舗にポスターを貼り、キャンペーンページを開設する通販サイト「セブンネットショッピング」に誘導する。同サイトをキャンペーンの入り口として位置付け、ネットと店舗の相互送客を図るほか、若年層の開拓につなげたい考えで、「通販サイトを“ハブ"として活用し、グループ内で回遊してもらう流れを作る」(同社)としている。
また同サイトを受け付け窓口としたキャンペーンを実施。2業態以上で購入したユーザーを対象に、抽選でnanacoカードなどが当たるイベントを行う。