ユニクロは1月27日、都内の銀座店で2011年の春夏シーズンに向けた「+J(プラスジェイ)」ブランドの新作を発表し、28日から自社通販サイトや実店舗での販売を開始した。
同ブランドは、ファッションデザイナーのジル・サンダー氏との取り組みによる商品で、2009年秋冬シーズンから販売している。今回発売したのは、ジャケットなどのアウター(税込価格9900~1万9900円)やボトムス(同3990~6990円)、カットソー(同1990~4990円)など全6カテゴリー。試着品の段階から様々な体型のモデルに着せて試行錯誤を繰り返し、シルエットやプロポーションをよりよく見せるためのデザインに注力した。
同社は「一番の売りは体型がスマートに見えること。ぜいたくなプロセスで作られた服が、これだけの価格で楽しめるので多くの消費者に買ってもらいたい」(勝田幸宏グループ執行役員)とした。
新作発表会には、作家の石田衣良さんとファッション雑誌「VOGUE NIPPON」編集長の渡辺三津子さんが新作ジャケットやパンツなどを着用して登場。石田さんは「上品でリーズナブル。装飾をそぎ落としたシンプルなデザインで今の日本にぴったりなのでは」と語り、渡辺さんは「年齢を問わない究極の『エイジレス』デザイン。誰でも知的に着こなすことができる」とした。