KDDIは8月5日、仮想モール「au Wowma!(ワウマ)」関連のテレビCM放映を全国で開始した。携帯電話「au」の人気テレビCMである「三太郎シリーズ」のキャラクターを起用したもので、仮想モールの認知度増加につなげたい考えだ。
放映する「お買い物の歌」篇は「auウォレットポイント×auワウマ」の新CM。買い物をする浦島太郎(桐谷健太さん)と金太郎(濱田岳さん)の姿を通し、ポイントや仮想モールの魅力を訴求する内容となっている。
人気俳優を起用した三太郎シリーズのCMは、ユーザーへの認知度が高い。7月25日に仮想モールの名称を変更して「au」の名称を冠したことから、今回のCM放映に至った。
KDDI子会社で、auワウマを運営するauライフ&コマースの八津川博史社長は「三太郎のキャラクターを起用し、仮想モールにおける買い物を打ち出すのは初となる。三太郎というauの人気キャラクターと一緒になって動くことで、KDDIグループの本気度を店舗にも示せるのではないか」と語る。
auブランドで仮想モールをアピールすることで、auの携帯電話を使っていても、仮想モールを利用したことがないユーザーの取り込みを狙う。「これまでauとワウマは、ユーザーのブランド認知がややずれていたが、今回のCMで合致するため、かなり新規客の流入が期待できるのではないか」(八津川社長)。5月にはau利用者向けの「au ID」とそれ以外の携帯電話利用者向けの「Wow! ID」を統一しており、今後はauを全面に出した販促を展開し、流通額増につなげたい考えだ。
CM放映にあわせたキャンペーンとして、8月1日から9月1日の期間中に、キャンペーンにエントリーして、auワウマで買い物をする際に「auウォレットポイント」を合計200ポイント以上利用したユーザー全員に200ポイントプレゼントする。また、抽選で30人に1人3000ポイントを付与する。