「２万点の商品を昨晩からこっそり０円で販売しておりました」–。スタートトゥデイは４月２２日、通販サイト「ゾゾタウン」で約２万点、総額２億円相当のファッションアイテムを告知せずに「０円」で販売した（画像）。
対象商品は「ポールスミス」や「ナノユニバース」「ビューティ＆ユース」「ハレ」「アクアガール」「ネ・ネット」などの人気ブランドばかりで、”売れ筋ランキング”の中に紛れ込ませるなどして表示。ひとり１点しか買えないようにしたが、ＳＮＳで広まったこともあって２万点の商品は一晩で完売した。
２２日の時点では０円の理由を説明せず、対象商品購入後も「１０周年」マークが表示されるだけだったことから、ツイッターなどでは「サイトのバグか？」「本当に商品が届くのか？」「ゾゾ太っ腹！」などさまざまな声が飛び交った。
翌朝、同社は「サイト開設１０周年の感謝の気持ちを込めて、サプライズで０円にした」と企画趣旨を発表。頻繁にサイトを訪れる顧客だけが気づく感謝企画を実施したかったという。
なお、企画趣旨の発表後、ウェブ上では「気づかなくてショック！」などの声が上がったため、同社では０円で買い物ができなかったすべてのゾゾ会員に、４月３０日まで使える５００円分のポイントを付与している。