家具のネット販売を手がけるフライミーは2月26日、インテリアコーディネートサービスを手がけるコシックに7000万円の出資を行ったと発表した。コシックはフライミーから支援を受け、運営するインテアリアコーディネートサービス「COSIC」内で家具のネット販売ができる仕組みを提供する。
出資は昨年9月に第三者割当増資を引き受ける形で実施。出資比率は公表していない。コシックでは調達した資金を人材採用やマーケティング費用に充てる。
コシックはこれまでKAREN(カレン)という社名で同名のインテリアコーディネートサービスを展開していたが、2月26日付で社名をコシックに、サービス名を「COSIC」に変更している。
コシックが提供する「COSIC」は、オンライン上でプロのコーディネーターが顧客の好みや部屋の間取り、生活スタイルなどをヒアリングしてコーディネートを提案する。「COSIC」では家具を設置した部屋のイメージを3D・CGで提案しているが、同社では「CGの品質が強み」(武藤社長)としている。
サービスの利用料は1万4900円。コシックの武藤社長によると、担当者が直接自宅などの住まいを訪問する形のコーディネート対応に比べて、10分の1以下の価格に抑えられるという。
「COSIC」では、フライミーと連携してコーディネート提案した家具の販売も行う。フライミーが通販サイト「FLYMEe(フライミー)」で取り扱っている国内外500以上のブランド・2万点以上の商品のほか、同社の法人営業部が取り扱う数十万点の商品と紐付ける。
コシックは商品の在庫は抱えず、フライミーの商品をドロップシッピングモデルで販売。商品が売れた場合は、コシック側に一定の手数料が入る仕組み。