エアークローゼット 月額制レンタルモール開設

オンラインファッションレンタルサービスを手がけるエアークローゼットは4月23日、商品を自宅で試して納得してから購入できるメーカー公認の月額制レンタルモールを開設した。第1弾は美・食・住の商材で始動し、順次取り扱いブランド、商材を増やす。消費者には”失敗しない購買体験”を提案。メーカーに対しては”新しい販売網”として同モールを活用してもらう。

 新たなレンタルモール「airCloset Mall(エアクロモール)」は、オンライン上で見つける、申し込む、レンタルする、購入するという全体験が手続き可能な自宅完結型サービスだ。

 従来の購入するかしないかという2択ではなく、試してみるという新たな選択肢を提案。自宅で使ってみて商品の良さが分かる高額アイテムや大型商材などを、日常生活の中で月額制でじっくり体験でき、レンタル品を購入することも可能だ。

 第1弾は、「まずはレンタルで試してみたい」という声が多かったカテゴリーからスタート。西川の「エアーマットレス」と、スイスのハンディフードプロセッサーブランド「バーミックス」、ヤーマンのラジオ波美顔器「フォトプラス」のレンタル・販売を開始。今後、商材のバリエーションを増やす。

 レンタルサービスの利用料金は送料無料で1商品当たり月額3100円からで、レンタル契約は1カ月ごとに更新されるが、いつでも返却できる。レンタル品を購入する際はレンタル料金の一部を値引きされてお得に購入できるという。

 メーカー公認のレンタルモールは国内初のようで、直接メーカーと取り引きをしているため正規品が届くのはもちろん、商品はすべてメーカー監修でメンテナンス済みで、安心して利用できるのもメリットだ。

 メーカーにとっては、利用者が商品を体験するきっかけとなり、購入するまで継続的なアプローチが可能だ。また、利用者が満足するまで商品体験ができるため、商品への理解が深まるというメリットもある。

 エアークローゼットは、主力のファッションレンタルサービス「エアークローゼット」で培った配送・返却受け付け、検品、メンテナンスといった循環型物流のオペレーションノウハウを今回の新規事業に生かす。

 また、ファッションレンタル事業ではアパレル以外のトライアルも実施。例えば、エアウィーヴと組んでマットレスのレンタルを複数回テストして好評だったのに加え、レンタル品の購入率も高かったことから、顧客へのアンケートも実施して今回のサービスを始動。まずは、2月に30万人を突破した「エアークローゼット」会員にメルマガなどを通じてサービスを告知する。

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