青山商事 通販サイトを刷新、ネット限定ブランドも新設

 紳士服の販売を手がけている青山商事は10月21日、新型コロナウイルスによるEC需要の高まりを受けて、通販サイトの刷新を行った。段階的な刷新を進めており、今回はまず第1弾としてデザイン面での変更や同社初となるネット限定ブランドの立ち上げも行った。

 今回の刷新では「モノが伝わる。堂々と伝わる。」をコンセプトに見やすさ・使いやすさなどを重視。以前はカラーを多用してセールやキャンペーン情報などを強調するページづくりだったが、白を基調にした配色で明るいデザインとし、サイト全体に清潔感を演出。これにより、商品の色柄やスタイルを際立たせて商品本来の魅力を前面に打ち出していくという。

 また、近年は商品購入時にSNS情報を参考にする傾向があることから、同サイトと公式インスタグラムやツイッターなどを連動させて、商品詳細ページにスタッフや一般消費者が商品を着用・紹介する投稿を掲載。リアルな商品情報を発信して訴求力を高めていく。加えて、「レコメンド機能」については、利用者の閲覧情報や購入履歴などからその人に合う商品提示ができる機能を追加して、より精度の高いパーソナライズ提案を行うようにしている。

 また、新企画として、通販サイト限定ブランドとなる「ブルーパッケージ」も立ち上げ。実店舗の販売商品とは異なるD2Cモデルの商品カテゴリーとなっており、ウィズコロナも意識した品ぞろえで展開。今秋冬ではジャケット、パンツ、ブルゾン、ボタンダウンシャツ、ニットソー2種類の合計6種類を販売する。ジャケット(税別価格1万3000円)、パンツ(同8900円)、ブルゾン(同9900円)はジャージー素材で動きやすく快適な着心地を体感できるほか、摩擦に強い素材を使用。シャツ・ニットソー(同7900円)は、コーディネートしやすいベーシックなデザインとなっている。すべての商品が自宅での洗濯が可能で、ジャージー素材の着心地と合わせて、テレワーク向けを意識したビジカジの仕事着として訴求していく。

 なお、今回の刷新に先駆けて、10月19日にはスーツやビジカジなどのフォーマル度合いを可視化したガイドラインを特設ページとして開設した。ビジネスウェアが多様化し、着こなしへの問い合わせも増加する中、各組合せがどの程度フォーマルであるか、5段階の星の数で表記。ビジネスシーンやTPOに合わせたウェアリング提案に活用していき、通販サイトでの商品選びもサポートしていく。

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