大手アパレルのアダストリアは3月19日、自社通販サイト「ドットエスティ」で、ショップスタッフがショート動画を使って商品紹介やイベント紹介を行うコンテンツをスタートした(画像)。
新コンテンツは、アパレル通販支援サービスを手がけるファナティックとサイト構築などのジョリージーンが共同運営するオンライン接客ツール「ザッピング」を導入。当該ツールは誰でも簡単に動画をウェブサイトや通販サイトにアップできるほか、通販サイトの商品ページや特集ページなどへのリンクを動画上に埋め込むことが可能という。
アダストリアでは、商品紹介に加え、コーディネートや着こなしのテクニック、イベント情報などをショップスタッフが自ら撮影、編集、投稿する動画で分かりやすく伝える。次々に連続再生されるビデオの中から”予期せぬ商品に出会う”という店頭さながらの買い物体験も提供する。
同社はこれまでも店頭販売員がスタイリングを投稿する「スタッフボード」や、SNSのライブ配信によるオンライン接客を通じて顧客との接点を増やしてきた。コロナ禍でEC利用の機会が広がる中、ショート動画によるコンテンツを顧客との新たなコミュニケーションの場にすることで、人と人のつながりを感じるプラットフォームを提供していく。