メルカリの子会社のメルロジでは、ヤマト運輸と共同で、５月２３日～６月３０日までの期間、東京都内一部エリア（江東区亀戸、江東区豊洲、杉並区高円寺南、杉並区高円寺北）において、フリマアプリ「メルカリ」で取り引きが成立した商品の集荷梱包サービスの実証実験を実施する。１６０サイズ（所定の３辺サイズ以内）までの商品に対し、ヤマト運輸が集荷・梱包・発送を行う。
メルロジは、メルカリが昨年１０月に設立した物流子会社。物商品を投函するだけで発送できる「メルカリポスト」や、実店舗「メルカリステーション」を利用し、集荷物流網を構築、トラックや倉庫といった物流関連の資産は保有しない形での事業を展開している。
同社では梱包代行へのニーズの高まりを受け、ヤマト運輸が連携し、都内で集荷梱包サービスの実証実験を行う。
期間中、対象エリアに在住の出品者が取引成立後に「メルカリ」アプリ上で「梱包依頼」を選択すると、ヤマト運輸のドライバーが出品者の自宅に向かい、出品物を預かり梱包を代行する。これにより、出品者は自宅で待つだけで梱包・発送作業が完了する。なお、今回の実験では、１６０サイズまでの小型～中型商品を対象に、梱包費用一律５００円（送料別・税込み）で利用できる。
なおメルカリでは２０２０年２月から、ヤマトホームコンビニエンス共同で、４５０サイズまでの中型～大型商品に対し、出品者の自宅までドライバーが伺い梱包・発送作業を代行する「梱包・発送たのメル便」を実施している。