ヤフーは3月6日から運営する仮想モール「ヤフー!ショッピング」内で中古品の販売を開始する。中古品の取り扱いに必要な古物商の免許を取得しているかヤフー側で審査し、問題がなければ店舗側はチケット以外のすべてのジャンルの中古品を販売することが可能となる。
ヤフーでは家電や車、楽器などのアイテムが中心に集まると見込んでおり、初年度で400万点の中古商品の品ぞろえを目指している。
「ヤフー!ショッピング」内でカテゴリーを分けずに、ユーザーが商品を検索すると新品と中古品が混ざって表示され、アイコンで中古であることを示す仕組みになるという。サービス開始に合わせ、サイト上で告知を行って、ユーザーの認知拡大を図っていく。
ヤフーによると、「ヤフー!ショッピング」の課題として「購買率の改善」(同社)を挙げており、来訪ユーザーは多いものの競合モールに比べて購入に至る率は低いという問題を抱えている。そこで商品数を拡充し、「ユーザーのほしいものがある売り場」(同)にすることで購買率を高めていく狙い。その一環で、以前からアンケートなどで要望が多かった中古品の取り扱いの開始に至ったようだ。