ヤフーは6月21日、2021年度(21年4~22年3月)に同社のネット広告サービスとして運営するウェブサイト上などで表示を予定していた広告素材のうち、1億3265万8367件(※広告のタイトルや説明文、画像、リンク先のウェブサイト、キーワードなどの各非承認数の合計)を不適切な表示があるなどとして非承認にしたと発表した。前年度の1億7508万1672件との比較では24・2%減となる。
これは定期的な広告掲載基準の見直しに加えて、広告主の広告掲載基準への理解を促進するための啓発活動などにより広告主による基準への理解と表現の修正につながったことで非承認となる広告素材を入稿する広告主が減少したことが要因としている。
2021年度は前年度と比較して「薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品」では薬機法に抵触する恐れのあるものや「最上級表示、№1表示」では第三者によるデータ出典・調査機関名および調査年などが明記されていないもの、調査データが最新の1年以内のものとなっていないなど同社の広告掲載基準に抵触する広告が多く非承認数が増加したという。
また、「ユーザーの意に反する広告」ではリンク先サイトが正しく表示されておらず、非承認となったケースが目立っている。