ＡＮＡグループのＡＮＡ Ｘは１０月２０日、ＡＮＡグループのサービス利用でマイルを貯めて使うこともできる「ＡＮＡマイレージクラブアプリ」についてリニューアルを行った。年明けにはアプリ内に仮想モールを開設する予定。
今回の刷新により、同アプリは日常生活におけるＡＮＡグループの各種サービスへの入り口となるゲートアプリとして、様々なミニアプリを搭載していく。まずは、「ＡＮＡアプリ」や、「ＡＮＡＰｏｃｋｅｔ」などがミニアプリとして集結し、利用頻度が高い「特典航空券予約」や「ホテル予約」も追加する。
また、それぞれの顧客の現在地や嗜好にあった「おすすめスポット情報」を自動で紹介する機能も搭載。日本各地の観光スポットやＡＮＡグループ社員の視点からのおすすめコメントも掲載して、移動のきっかけを後押ししていく。
さらに、現在地付近で電子マネーサービスの「ＡＮＡ Ｐａｙ」が使えて貯められるスポットも案内。地図表示に切り替えて、場所を確認することもできる。加えて、現行アプリで提供しているマイルなどのポイント管理機能の画面も刷新してよりシンプルな作りにしている。
年明けには新たな仮想モールをミニアプリとして搭載する計画。ＡＮＡオンラインストアのみならず、提携する企業の出店により日用品や家電などの品ぞろえを拡充させて、日常生活でマイルを使って貯められる機会の提供を図る。
なお、来春にはＡＮＡ Ｐａｙを刷新して、チャージ・支払い手段を拡充。１マイルからのチャージが可能となり、マイルが通貨のように使えるようにする考え。既存のクレジットカードに加え、銀行口座・ＡＴＭからのチャージにも対応する予定。支払い手段は現在のＱＲコード払いに加え、タッチ払い、バーチャルプリペイドカード払いが可能となり、ＡＮＡ Ｐａｙが使える店舗も拡大していく。