アクロスソリューションズ・ネットスーパー利用調査 8割「利用経験なし」 

 アクロスソリューションズは6月30日、「ネットスーパーについての意識調査」を発表した。それによると、ネットスーパーの利用経験がない人は全体の約8割で、今後利用する際に気になる点は「送料」「値段」がそれぞれ約3割を占めた。

 同調査は、同社と日本唐揚協会が共同運営する食特化型メディア・食の窓口を主体に実施したインターネット調査で、20~60代の男女2420人から有効回答を得た。調査期間は6月9日~10日。

 まず、ネットスーパーを利用したことがあるか聞いたところ、最多は「利用したことはないが知っている」(55・8%)で、性別や年代を問わずこの傾向が見られた。「利用したことはないし、知らなかった」(19・8%)と合わせると、利用経験がない人は全体の75・6%に上った。一方、利用経験者は合計24・4%だった(図参照)。

 前問で「利用したことがある」と回答した人に利用した理由を聞いたところ、最多は「(時間以外の理由で)買い物に行くのが面倒だから」(34・7%)、次いで「素早く届くから」(23・4%)、「買い物に行く時間がないから」(22・0%)など、手間や時間を省くために利用している傾向が窺える結果だった。また、その他の回答では「重いものを届けてほしいから」「新型コロナウイルスなどの病気やけがを理由に外出できなかったから」などが目立った。

 ネットスーパーを利用しない理由は、「実際に目でみて食材を選びたいから」(33・4%)、「送料など値段が高いから」(27・0%)などだった。これを年代別でみると、30代で最も多かった回答は「送料など値段が高いから」(33・4%)、20代では「ネットスーパーというものがあるのを知らなかった」(31・5%)などだった。また、既婚者よりも未婚者のほうが送料などの値段を気にしてネットスーパーを利用しない傾向が見られたとしている。

 今後利用する場合に気になる点としては、1位「送料」(29・4%)、2位「値段」(29・0%)となり、料金に関する2つの項目が上位を占めた。この傾向は、性別や年代、未既婚を問わず同様で、いずれも30%前後を占めたとしている。

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