ジェイフロンティアは物流関連事業を行うグリフィスを子会社化した。議決権所有割合の4割にあたる株式を、1億2540万円で取得した。基幹事業で、オンライン診療や医薬品通販を行う「SOKUYAKU(ソクヤク)」の物流効率化や収益力強化を図る。
1月12日開催の取締役会で決議した。
子会社化で「ソクヤク」事業の処方薬の当日配送エリアの拡充、要冷蔵の医薬品の配送、血液や尿など検体の配送、D2C事業における冷蔵・冷凍便による低糖質弁当の取り扱いを行う。株式取得後は、グリフィスの取締役の過半を同社から派遣するため、今期(24年5月期)第3四半期に連結子会社化を予定する。
グリフィスは、北海道や東北、関東、中部地方など全国に物流ネットワークを持つ。物流オペレーションや倉庫運営など3PL業務だけでなく、物流戦略の企画提案・支援も行う。3温度帯(常温、冷蔵、冷凍)の配送に強みを持ち、複数の大手外食チェーンを取引先に持ち、共同配送による物流コスト低減を図っている。23年6月期の売上高は前年比3・4%増の39億1700万円、営業利益は同79・9%減の420万円、純利益は同91・0%減の169万円。