韓国発のアパレルECプラットフォーム「nugu(ヌグ)」を展開するmedicarelabs(メディケアラブス=韓国ソウル市)は1月29日、日本国内から商品を届ける「特急配送」サービスを開始した。
「nugu」は日本のZ世代をターゲットに、韓国のファッションやコスメ、ライフスタイルなどさまざまなカテゴリーの商品を販売して成長しているという。
通常、「nugu」で取り扱う商品は韓国本社の倉庫から購入者に直接配送している。ソウルのファッション卸市場である東大門の近くに拠点を持つ強みを生かすことでトレンドの感度を維持できる一方、海外からの配送は顧客の手もとに届くのに時間がかかってしまうデメリットもある。
そこで、季節とトレンドを反映した商品を対象に日本国内の倉庫に商品を確保し、同拠点から商品を発送する。午後11時59分までの注文分を翌日に発送し、翌々日以降、購入者に届けることで、対象商品の98%が注文日から3日以内に届けられるという。
対象アイテムには「特急配送」のアイコンを表示(画像)。最新の販売データをもとに毎週新しい商品が対象商品に追加される予定だ。
「nugu」は昨年9月に日本1号店となる実店舗をルミネエスト新宿にオープンしたが、今年3月には大阪に2号店を開設する予定で、これに合わせて日本国内でも物流システムを構築した。
今回の「特急配送」サービスの導入によって、商品の入荷遅延や品切れも最低限に抑えられるほか、年間40%以上の配送を日本国内で処理することを目標としている。