通販専門放送局を運営するＱＶＣジャパンはＲｅｌｉｃが提供するウェブメタバースサービス「ＭｅｔａＭｅ（メタミー）」内に同社が期間限定で公開中のウェブメタバース空間「メタバースＱＶＣお買い物ＰＬＡＺＡ」内にＡＩ（人工知能）を活用して利用者に対して推奨商品の提案や質疑応答などを行う接客機能を実装した。
同機能「グルｍｅｔａＱ（グルメタキュー）」（＝画像）は「メタバースＱＶＣお買い物ＰＬＡＺＡ」内で販売中の商品などを紹介・展示しているショッピングスペースのうち、調理器具や食品を紹介・販売する「キッチン＆フード」のブースに店員に扮したキャラクターとして設置した。利用者が「〇〇のような商品を探している」などの質問をチャット機能でテキスト入力すると返答をテキストで表示したり、音声で読み上げる。また、「キッチン＆フードに関する情報をご提供いたします。何か気になるものございますか？」などと表示し、質問を通じて顧客からの返答を促し、顧客ニーズの探索をおこなうほか、販売中の商品について推奨品として提示なども行う。３月９日から導入しており、「メタバースＱＶＣお買い物ＰＬＡＺＡ」が公開を終了する４月１４日まで稼働させる。
「グルｍｅｔａＱ」はＮＴＴドコモとＰＫＳＨＡ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙが開発した「アバターＡＩ」を活用したもの。ショッピング空間における同技術運用は初の試みとなるという。
「メタバースＱＶＣお買い物ＰＬＡＺＡ」は同社の本社屋を模したメタバース空間で販売中の商品の画像や説明文を表示し、同社の通販サイトに誘導するショッピングスペースのほか、顧客同士で音声やテキストを通じての会話が楽しめる機能などを実装している。公開期間は昨年１２月１５日から今年４月１４日まで。最終日の１４日には同社主催でパズルゲーム「ぷよぷよ」の大会「『ぷよぷよｅスポーツ』ＱＶＣＣＵＰ ｉｎ Ｍｅｔａｖｅｒｓｅ」を午後１～４時まで生配信するイベントを開催する予定。