住宅向けインターホンなどを製造販売するアイホン(名古屋市中区)は5月27日から、販売中の集合住宅用インターホン「dearis(ディアリス)シリーズ」が対応している当該集合住宅への荷物について、置き配を希望する住民のために配達業者が当該荷物の伝票番号や荷物情報などをキーに配達中の時間のみ一時的にオートロックを開錠できるようにするPacPort(東京都千代田区)と共同開発したシステム「Pabbit(パビット)」でアマゾンジャパンの荷物への対応を開始した。これまではヤマト運輸の荷物のみの対応だった。
同日からアマゾンジャパンが展開中の集合住宅のオートロックを配送員が解除できる仕組み「Amazon Key(アマゾン・キー)」に「パビット」が対応、アマゾンの配送委託業者もオートロックを開錠できるようにした。
なお、アマゾンの配送委託業者のオートロック解除に対応するアイホンの集合住宅用インターホンは5月27日発売分からの「ディアリスシリーズ」の製品のみ。設置済みの同製品についても順次、ファームウェアをアップデートして対応させていく考えのようだ。「Pabbit Lite」という専用製品を外付けで設置することで「パビット」に対応させているインターホンもスタート時点では未対応という。