東日本旅客鉄道（＝ＪＲ東日本）は７月４日、運営する仮想モールの「ＪＲＥ ＭＡＬＬ」について、ＡＩなどを活用した新たな商品検索サービスを導入した。
同モールでは東日本エリアの特産品などを取り扱っている。また、モール内では買い物だけでなく、鉄道の電子チケットを取り扱う「ＪＲＥ ＭＡＬＬチケット」や、ふるさと納税が行える「ＪＲＥ ＭＡＬＬふるさと納税」サイトも併設されている。
今回は検索エンジンの開発などを手掛けるユニバーサルナレッジ（東京都渋谷区）のサイト内検索サービスの「ユニサーチ」を導入。１度の検索でモール内の３サイトの商品を同時に検索できるほか、検索から購入に至るまでのユーザーログ・商品データをＡＩが学習して分析することで、トレンドや季節性を自動的に反映した検索結果になるという。目的の商品をすばやく見つけることができるようになるとしている。
一般的に探したい商品やブランド名、イベント名の表記が長い場合やその名称がうろ覚えの場合、該当するキーワード入力をすることは面倒になるが、ユニサーチのキーワードサジェストは、利用者の１文字ごとのタイピングに合わせてキーワード候補を予測。そのため、文字入力の手間が減り、長い商品名やイベント名での検索時にすべて入力しなくても検索できるようになる。特にスマートフォンから検索する場合は、面倒な文字入力をする必要がなくなり、検索窓を利用しやすくなるという。
なお、検索に関わる運用はユニバーサルナレッジがすべて行い、手動運用の手間がなくなるとしている。