仮想モールの「Qoo10」を運営するイーベイジャパンは、6月1日~12日に開催した大規模セールの「メガ割セール」において前回の実績を上回り、19回連続で「メガ割」史上最高の流通額を更新した。同セールは年4回の開催で、今回は夏のスキンケアに関連したアイテムの上位ランクインが目立った。
主なカテゴリー別にランキングを見ると、「総合」ではVTコスメティックスの「シートマスク」が首位となり、次いでナンバーズインの「美肌ケアセット」、アヌアの「美肌チャレンジセット」という順だった。3商品とも、同モール限定販売の「Qoo10 ONLY」企画商品だった。
「ビューティー」は前回に続き、過去最高の売り上げを記録。韓国ブランドのスキンケア商材が上位にランクインしたほか、日本国内のブランドもインフルエンサーを活用したマーケティングで6位に入っている。
「食品・サプリ・飲料」については韓国の美容サプリが1位をはじめ上位を獲得。国内商品に関してもプロテイン、高濃度のビタミンC、炭酸水などが好調で、今後は食料品やスイーツなどの成長も見込んでいる。
「ファッション」ではVARZARの「Stud ロゴ キャップ」が首位。春夏のアパレルだけでなく、日傘やレインブーツなどのシーズン商品が好調だった。また、高価格帯のリカバリーサンダルや40代以上に人気のブランド雑貨などの販売も伸びている。「メンズ・スポーツ」ではMiRax Japanの「ヨガフォームローラー」がトップを獲得した。そのほか、首用のクールリングやハンディファン、冷感パンツなどがランクインし、暑さ対策グッズの好調が目立った。
「日用品・生活」では、上位10位商品のうち5つを冷感タイプのマスクが占めるなど、夏用マスクへの買い替え傾向が窺えた。「ベビー・キッズ」では、SNSで話題となった「エアラブシリーズ」の「最新ベビーカーシート3種」が1位、2位、4位にランクイン。加えて、おしりふきと歯ブラシのセットが10位以内を占めており、物価高が続く中で、セール期を待ってからまとめ買いで割安に購入するニーズが多かったと見ている。「家電・PC・ゲーム」ではヘアケアを中心とした美容家電が好調に推移。Sarlisiの脱毛器が首位を獲得した。