家具や日用品などのネット販売を手がけるベガコーポレーションは11月11日、自社通販サイト「LOWYA(ロウヤ)」の商品を3Dモデル化して、部屋のコーディネートをシミュレーションできるアプリ「おくROOM(おくるーむ)」の提供を開始した。
同アプリは自社開発で、3D家具の配置シミュレーションが行えるもの。利用者はインテリアの知識がなくても、部屋のサイズや予算を入力するだけで自動で好みの部屋を無限に生成することができる。アプリ内での3D家具モデルは1000点以上で、今後も順次追加する予定。
もともと同社では3Dモデル化した商品を、部屋にレイアウトしたり、コーディネートを楽しむハイビジョンARアプリの「LOWYA AR」や、3D空間全体を360度で見渡すことができるウェブコンテンツの「LOWYA 360」などを展開していた。
特にLOWYA ARについては利用者のECにおける比較・検討をサポートし、過去1年間でのユニークユーザー数は30万人を超えていた。今回の新アプリは、そのLOWYA ARの3Dモデルを活用しており、同社の家具を使った部屋のコーディネートをAIが自動生成して、部屋づくりの悩みを解決するという。
利用は無料で、インテリアのプロスタイリストによるコーディネートを参考にできる。また、コーディネートで気に入った商品はすべて公式アプリから購入できるほか、同アプリで作成した部屋を他の利用者とシェアすることも可能という。