LINEヤフーは3月3日から、不要品を集めてリユース・リサイクルするサービス「宅配PASSTO(パスト)」の本格展開を開始した。
LINEヤフーが運営中のサステナビリティに関するニュースなどを配信するサイト「サストモ」の公式LINEをフォローしているユーザーを対象としたサービスで、自宅などにある不要品を無料で佐川急便の宅配便で発送でき、集まった不要品は連携するECOMMIT(エコミット、鹿児島県薩摩川内市)が運営する回収ボックスを使って不要品を集めてリユース、リサイクルを行うサービス「PASSTO(パスト)」のスキームで国内外でリユース品として再流通させ、リユースが難しいものについてはリサイクルパートナーを通じて再資源化する。
同サービスの両社は自身で110‐150サイズ以下の段ボール箱を用意して不要品を梱包、佐川急便の専用フォームで手続きすると佐川急便の配送員が集荷する流れ。発送料の負担は不要という。
なお、不要品発送にはアクセサリー、小型家電、おもちゃ、ホビー用品、調理器具といった「必須アイテム」があることが必須で、衣類、タオル、ファッション雑貨、生活雑貨、アウトドア、スポーツ用品、食器類なども同梱でき、これらも回収する。1箱を満杯することが利用条件となる。
「宅配PASSTO」は昨年の9月12日から10月31日の期間、関東・中部・関西エリア限定で同サービスを展開し4万4074kgの不要品を回収し、選別を経てリユースおよびリサイクルした。一定の成果がみられたことから、今回、同サービスの提供エリアを北海道、沖縄を除く全域に拡大し、本格提供を開始したという。実施終了日は未定。12月までに延べ5万人の利用を目指す。