アスクルら3社が日用品を無料で配達 東急不動産のマンション入居者に毎月1回、置き配で

 アスクル(東京都江東区)は東急不動産が展開する賃貸マンションの入居者向けに日用品などを置き配で配送する取り組みを開始した。

 アスクルと東急不動産および配送業者らが置き配する際にマンションへの入館のためのオートロックを開錠できるサービスを展開するライナフとともに、東急不動産が管理する関西エリアに展開する賃貸マンション「COMFORIA(コンフォリア)」に6月までに入居した人を対象として来年6月までの最大1年間、日用品を無料提供するサービスで、入居月の翌月1日からライナフの専用スマートフォンアプリで専用の注文画面を表示、入居者が当該アプリを通じてアスクルが販売する様々な日用品を組み合わせた全15種類のセットを選択して毎月1回、注文できるもの。受注に応じてアスクルが当該セットを毎月25日に入居者宅まで置き配で玄関前まで届ける仕組み。定期配送ではないため、入居者から注文のない月は配送しない。なお、同サービスは今冬からテスト的に開始しているという。

 15種類用意した日用品セットの内容は例えば「プラン1」は1本560mlのペットボトル「天然水いろはす」1箱(24本入り)。「プラン4」は王子ネピアのティッシュペーパー「鼻セレブティシュ」(3箱)とトイレットペーパー「おしりセレブ」1パック(4ロール入り)。「プラン7」は日清食品の「カップヌードル」のしょうゆ味およびシーフード味をそれぞれ1セット(5食入り)。「プラン9」はゴミ袋(45L100枚入り)、キッチンタオル(150カット3ロール)、水切りネット(110枚)、食品ラップ、アルミホイルなどで、ティッシュやトイレットペーパー、洗剤やキッチン用品などの消耗品のほか、カップ麺やミネラルウォーターといった飲食物などとなっている。

 同サービスを通じてアスクルは置き配の利用を定着させ、同社の通販利用時において配送の効率化や再配達の抑制を図りたい狙いや入居者向けに日用品を販売するというビジネスモデルの検証を行いたい考え。東急不動産は入居者向けのサービスとして、ライナフは同社のアプリのダウンロードと「置き配」の普及促進などを狙っているようだ。

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