楽天グループ子会社の楽天モバイルは5月26日、通話アプリ「Rakuten Link」に関する記者説明会を開催した。同アプリは、楽天モバイルユーザーが無料通話できる通話アプリとして利用を拡大してきたが、近年は機能を拡充し「楽天エコシステム(経済圏)」の各サービスへとアクセスできる「スーパーアプリ」へと進化。仮想モール「楽天市場」に出店する店舗のクーポンを配信するなど、ECとの連携を強化している。
楽天グループエコシステムプロダクト戦略企画部の山田浩史シニアマネージャーは「楽天モバイルの契約者は、非契約者と比べて楽天市場での購入額が約1.5倍になっている」と説明。「Rakuten Linkはモバイルユーザーと楽天エコシステムとの架け橋。今後はエコシステムの拡大に貢献するアプリにしていきたい」と展望を述べた。
Rakuten Linkアプリを起動した際に表示される「ホームタブ」には、グループサービスのキャンペーン情報などを掲載。昨年5回に渡り開催した「楽天モバイル最強感謝祭」においては、ホームタブに各サービスへの特典へスムーズにアクセスできる設計とした。昨年12月のグループサービスへの送客数は5580万回となるなど、シナジーが強まっている。また、ホームタブ下部には「あなたへのおすすめ」として、楽天市場の商品がレコメンドされている。
楽天市場のクロスユースを促進する取り組みとして「公式アカウント」機能を開始。ユーザーが楽天市場の店舗をフォローすると、キャンペーン情報やクーポンなどが配信されるというもの。現在、出店店舗向けに無料トライアルを実施しており、100店舗超が参加。クーポンなどの配信により、見込み客やリピート客の獲得につながっているという。
具体的なエコシステムへの送客数については「非公表」(山田シニアマネージャー)としているが、「対応していないサービスが多数あるため、まだまだ伸びしろがあるのではないか」とする