衝動買いが目立つ女性、目的買いが多い男性――。通販サイト構築などを手がけるEストアーは12月1日、同社のサービスを利用するネット通販事業者、1万4650店を対象に、リスティング広告やアフィリエイト広告といった、インターネット広告の有無と売り上げ件数に関する調査を実施した。その結果、子供用品や食品、インテリアなどの女性向け商品を販売する店舗の場合、広告を実施している店舗は、同じカテゴリーで実施していない店舗に比べて、3~5倍の注文があることが分かった。
一方、男性顧客が多い、自動車や家電、スポーツ用品、ホビー、CDなどを販売する店舗は、同じカテゴリーの広告を出稿していない店舗と比較しても、1・8倍以下の注文にとどまったという。特に、CD・DVD・書籍カテゴリーでは、広告を実施していない店に対する受注割合が0・6倍だった。
同社では「女性の需要が高い商品や、『ブラウス』『セーター』など品目で検索する商品はインターネット広告が、型番での検索や目的買いが目立つ商品はSEO対策が有効ではないか」と分析している。