D2Cのファッションブランドなどを手がけるyutori(ユトリ)は、8月1日を効力発生予定日として「9090(ナインティナインティ)」や「HTH(エイチティーエイチ)」などのブランドを展開するヤングカルチャー事業と、「minum(ミニュム)」を運営するコスメ事業をそれぞれ新設する子会社に分割継承させる。
新設子会社の役員に権限を委譲することで経営者を育成するとともに、各事業の損益管理を厳格化する狙い。
同社は2018年4月の創業以来、SNSマーケティングを強みとし、ストリートブランドを中心に複数のアパレルブランドを運営して急成長している。今回、事業の収益管理の強化や事業運営の効率化、意思決定の迅速化を図る上でもヤングカルチャー事業とコスメ事業の分社化が不可欠と判断した。
取締役会および定時株主総会の決議を経て、新たにyutoriの100%子会社としてヤングカルチャー事業を継承する株式会社YZ(ワイジー)、コスメ事業の継承先として株式会社pool(プール)を設立する。
YZの社長には12ブランドを展開するヤングカルチャー事業部の責任者を務める舩橋誠氏が、poolの社長にはyutoriの片石貴展社長がそれぞれ就任する予定だ。
なお、YZやpoolに所属しないニュアンス事業や韓国事業などのブランドはyutoriが引き続き運営する。