セシールは12月15日、カーテン専用通販サイト「FAB:FAB(ファブファブ)」を開設した。若年層女性顧客の開拓を狙ったもので、同サイトでは機能性のほか、豊富なサイズ・色柄の商品を用意。将来的には、カーテン以外のファブリックや家具、雑貨の取り扱いも視野に入れる。
セシールは、かねてからカーテンの展開に力を入れており、カタログでは55のサイズを用意した商品などを販売。豊富なサイズバリエーションや機能性の訴求が奏功し、累計20万枚以上を販売した商品もある。
今回の専用サイト開設は、主力商材のひとつとなっているカーテンを軸に、20代半ばから30代半ばの女性顧客の開拓を狙ったもの。従来は、防炎や遮光などの機能性を重視してきた関係で無地の商品が多かったが、「ファブファブ」では、色柄やデザイン、素材を拡充し、“大人かわいい”テイストの商品を中心に展開する。
スタート時の取扱商品数は122アイテム(税込価格1990~1万9800円)で、うち約100アイテムがネット専用商品。ほとんどの商品について99のサイズから選べるようにした。
商品は提携する国内工場で製造し、最短1週間で顧客に届ける体制を整備。サイトについても、デザインや機能など、多角的な商品検索機能を用意し、豊富な品ぞろえに対応する。
セシールは「ファブファブ」を新たな客層開拓のツールとしていく意向で、ネット専用ファストファッションブランド「アニタ・アレンバーグ」と同様、自社通販サイトから独立した通販サイトとして開設。カーテン以外に、家具や生活雑貨などを扱うライフスタイルインテリアショップとすることも構想する。