【EC調査】ネットショッピングでの商品情報取得は「くちコミサイト」で

日本通信販売協会(JADMA)は2011年12月21日、2011年のネット販売利用者実態調査の結果を発表した。商品情報の認知経路として、メルマガに代わってくちコミサイトの活用が支持を集めていることが分かった。

同調査は2011年1月以降にネット販売を利用した20~59歳の男女2000人を対象に民間調査機関が実施。対象エリアは東京、埼玉、千葉、神奈川で、ウエブアンケート形式で行った。

同調査によるとネット販売の利用頻度は、「月に1回」が31・0%でトップ。次いで「月に2~3回程度」が29・9%、「年に数回以下」が18・9%、「週1回程度」が10・6%。「週3回以上」利用しているヘビーユーザーも7・3%で、08年の3・6%から毎年右肩上がりに増加している。利用頻度は年代による差が出ており、20代では週3回以上利用する割合が10%以上だったという。

購入の決め手となる商品情報の認知経路は、「『価格.com』などのくちコミサイト」が36・9%、「その他のネット情報」が31・6%、「メルマガ」と「企業サイト」が26・3%、「実際の店で見て」が18・3%という順番だった。前年はメルマガがトップだったが今回は大幅に減少し、代わってくちコミサイトの影響力が強まっていることが明らかになった。

購入商品は、トップが前年に引き続き「本・雑誌・コミック」の50・2%で半数を占めた。次いで「食料品・飲料(アルコール類を除く)」が38・5%、「レディースファッション・靴」が27・3%、「旅行(ツアー・ホテル予約)」が24・8%だった。

また、モバイル通販を利用した割合は全体の24・3%で前年の20・1%から4・2ポイント上昇。スマホ保有者の約15%が、スマホ購入後に携帯電話(スマホ含む)の通販利用が増えたと回答した。スマホによる通販利用率は32・8%だった。音楽やゲーム動画などのデジタルコンテンツの購入が増えたことが起因しているという。

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