家電量販店最大手のヤマダ電機は1月29日、家電製品などのレビューサイトを開設した。くちコミの投稿を、同社の店舗や通販サイトで製品を購入した消費者に限定しているのが特徴。情報の信頼度を上げることで、家電のくちコミ投稿数の多い「価格.com」などと差別化を図る狙いだ。
サイトの名称は「ピーチクパーク」。投稿できるのは、同社のモバイル会員に限る。店舗や通販サイトで購入してから、2週間が経過した消費者に対し、同社からくちコミ投稿を促すメールを配信する。
くちコミは100点満点で製品に点数をつけるほか、「デザイン」「機能性」「操作性」「サイズ」の4項目で評価し、コメントも付与できる。また、性別や年齢、購入日、購入店舗も情報として掲載する。くちコミページには、同社の仮想モール「ヤマダモール」における価格と還元ポイントを表示。同時に、モールでの取り扱いページもリンクしている。
くちコミ投稿数は、2月6日現在で21万件超。同社では、店頭の値札にあるQRコードを携帯端末で読み取ると、その商品のくちコミを参照できるようにしており、店舗とネットの双方で売り上げの底上げにつなげたい考えだ。