健康コーポレーションは4月17日、マタニティーウエア通販のエンジェリーベを子会社化したと発表した。健康コーポでは美顔器や化粧品など美容関連分野の強化を進めており、妊婦や赤ちゃんを持つ母親に特化したエンジェリーベの顧客リストを活用することで新規顧客獲得を図る。
同日付で健康コーポはエンジェリーベの発行済み株式の50・01%にあたる1万1株を買い取り、子会社とした。取得価額は約1億5000万円。エンジェリーベの創業者でもある坂本敏彦氏が社長を続投する。
エンジェリーベはマタニティーウエアや出産内祝いギフトなどを通販や店舗などで販売しており、20~30代女性が顧客の中心となる。2011年7月期の売上高は36億600万円、営業損失は6300万円。近年は売り上げが落ち込んでいるが、健康コーポのノウハウを活用し、ネット販売の強化を進めることで立て直しを図る考え。また、両社による新規商品の開発も進める。