通販広告代理店のペンは2月1日、40~50代女性を対象とした仮想モールを開設した。モールの顧客リストを出店者が保有できるほか、システム利用料や月額利用料を無料としているのが特徴。また、「スキンケア」「健康食品」などのジャンル別検索のほか、お試しや無料サンプルなどのトライアルセット検索を可能にするなど、単品通販に特化した機能も設けている。
モールの名称は「とく得通販」。新規顧客獲得に悩む、中小の単品通販企業をターゲットとする。スタート時の店舗数は約40で、1年後には200まで増やす計画。
他の仮想モールと違い、購入顧客の情報が保有できるため、リピート購入促進がやりやすくなる。また、ランディングページは現在のものを使用可能としており、商品の特徴を訴求しやすい形となっている。
「食生活が不規則」「栄養バランスが気になる」など、消費者の「悩み」や「ライフスタイル」を切り口とした商品検索機能を用意。「本当に消費者に合った商品が検索できるため、満足度向上が期待できるほか、ネームバリューのない出店者にとってもメリットは大きい」(山上暢一社長)。
初期費用は税込3万1500円で、システム利用料や月額利用料は無料。新規顧客については、売れた商品分だけ請求する成果保証制を導入している。また、リピート顧客に関しては、販売した金額の10%分を支払う形。なお、初回にモール内で商品を購入した顧客が、次回以降にモール以外で購入した場合はリピートとして換算しない。
仮想モールの集客に関しては、リスティング広告を活用するほか、ターゲットとなる消費者が集まるウェブサイトとのタイアップも計画。「(ウェブ関連に)ノウハウを持つ代理店と組んで進めたい」(山上暢一社長)という。