ゾゾは、昨年2月にサービスを開始した「おまかせ定期便」を終了する。3月25日に「ゾゾタウン」上でサービスの終了をアナウンスし、4月1日から新規申し込みを停止するとともに、定期便の利用者も同日以降の発送分をもってサービスを打ち切る。
おまかせ定期便は事前のアンケート回答をもとに、「ゾゾタウン」で扱う何十万点というアイテムの中から、同社スタッフが利用者一人ひとりに合ったコーディネートを定期的に届けるもので、利用者は届いた商品の中から気に入ったものだけを手元に残し、いらない商品は送料無料で返品できる。昨今のサブスクリプションブームで広がりを見せるオンラインファッションレンタルとは異なり、新品の購入を後押しするサービスとして動向が注目されていた。
同社では、終了の理由や同サービスの実績を明らかにしていないが、想定していたほどの売り上げにつながらなかったとみられるほか、当該サービス自体が採寸用スーツを活用してもらうことでレコメンド精度を高める狙いだったこともあり、同スーツの方針転換も影響したと推測される。