アマゾンジャパンは6月3日から、同社が運営する通販サイトの決済に使用できる「Amazonギフト券(チャージタイプ)」の残高を連携する実店舗店頭で現金でチャージできる機能「AmazonCash(アマゾンキャッシュ)」を開始した。
利用者がスマホのブラウザまたはアマゾンのスマホ向けアプリでメニュー画面から、または「アマゾンキャッシュ」と検索すると、表示される専用ページで「バーコードを表示」をタップすると、スマホ画面上にバーコードが表示。ドラッグストアやコンビニエンスストアなどアマゾンと連携する店舗のレジで当該バーコード画面を提示しつつ、1回最低500円から4万9000円までを上限(1円単位)に現金を支払うと、当該額が同ユーザーの「Amazonギフト券」の残高としてチャージされる仕組み。
スタート時点での「アマゾンキャッシュ」への対応店舗は「マツモトキヨシ」や「ココカラファイン」「ツルハドラッグ」などのドラッグストアチェーンを中心に、「ドン・キホーテ」などの量販店や「デイリーヤマザキ」「NewDays」などコンビニエンスストアなど全国で合計約1万5000店舗。現時点では大手コンビニチェーンなどはチャージ可能店舗として参画していないようだ。
これまではクレジットカードなどを使ってオンライン上でのみしかチャージできなかった「Amazonギフト券」の残高を店舗店頭で現金で簡単にチャージできるようにしたことでAmazonギフト券での決済の利便性を高め、クレジットカードを持たない層やカード決済に不安を感じる層の利用を促したい考えのようだ。