メルカリの子会社で決済サービスを提供するメルペイは5月29日、フリマアプリ「メルカリ」の決済サービス「メルペイ」からネット決済機能の提供を始めた。「メルカリ」や実店舗の加盟店だけでなく、通販サイトでも「メルペイ」の利用が可能になる。第1弾としてCROOZSHOPLISTが運営するファッションECモール「ショップリスト」に導入した。今後対応する通販サイトを順次拡充していく。
「メルペイ」は今年2月にサービスを開始。NTTドコモの非接触決済サービス「iD」での決済のほか、3月からコード決済に対応。全国135カ所で利用ができる。4月には後払い決済機能「メルペイあと払い」も追加している。
今回のネット決済機能の追加により、「メルペイ」に対応している通販サイトでの購入に際してユーザーは「メルカリ」で不用品を販売して得た売上金や「メルペイあと払い」を利用できる。今後ユーザーの「メルカリ」アカウント情報を利用して、住所情報などの入力の手間なく商品を購入できる機能も提供していく計画。
「メルペイ」を利用するには事前に「メルカリ」アプリのダウンロードと会員登録が必要。「メルペイ」決済はスマートフォンのウェブブラウザのみで利用可能で、パソコン版サイトや通販サイト側が配信しているアプリ経由での利用はこれから対応していく。
メルペイでは実店舗の加盟店に加えて、ネット決済対応の加盟店の開拓を進める。将来的には通販サイトで「メルペイ」決済を利用して購入した商品を、過去の決済情報をもとにして簡単に「メルカリ」で出品できるような仕組みの構築を目指していく。