ニトリは3月19日、通販サイト上に3D技術を活用したバーチャルショールーム(画像)の特設ページを公開した。ネットでの購入希望者やフルラインアップを確認したい顧客に向けて、実際の店内を歩いているような臨場感を演出することで、新たな購買体験を提案していく。
同ページは、実在するニトリの店内にあるコーディネートルームを3D撮影して、バーチャルルーム化したもの。利用者はページ内のカーソルを動かすことで、店内を360度自由に見渡しながらショールーム内を移動し、好みのコーディネートを探すことができる。
コーディネートされているインテリア商品にはピンがついており、一緒にコーディネートされている商品の詳細を一覧で確認して、そのまま気に入った商品を通販ページのカートから購入することができる。
なお、コーディネートの特設ページはブランドごとに設けており、「ニトリ」では6種類、インテリア雑貨の「デコホーム」では1種類、法人向けの「ニトリビジネス」ではオフィスを中心に、商業施設、福祉施設、宿泊施設などの家具を閲覧することができる。
立ち上がりの利用状況として、ショールームの中で一緒にコーディネートされているコーディネート商品を何点か組み合わせて購入する顧客が増えているという。買い回りの時間が必要なく、通販サイトの商品一覧からまとめて購入できるという利便性から支持を得ているとしている。