楽天の「ファッションウィーク」で 2ブランドのショー支援

 楽天グループは2月9日、日本発のファッションブランドを支援するプロジェクト「by R(バイアール)」を通じ、3月14日~19日に開催予定の「楽天ファッションウィーク東京 2022 A/W」において、「TOMO KOIZUMI」と「TOGA」のファッションショー開催を支援すると発表した。

 同社は2019年8月、日本ファッション・ウィーク推進機構(JFMO)と「東京ファッションウィーク」における冠スポンサー契約を締結し、楽天ファッションウィーク東京をスタート。今回で5回目の開催となる。

 運営するファッション通販サイト「楽天ファッション」において、両ブランドのファッションショー映像を一般向けに無料でライブ配信する。14日には「TOMO KOIZUMI」が、19日には「TOGA」がファッションショーを開催する予定。両ブランドが楽天ファッションに参加するのは初で、同サイトでの限定商品の販売を予定している。なお「TOMO KOIZUMI」は、これまで常設での実店舗や自社サイトの運営、通販サイトへの出店をしておらず、常設サイトでの商品販売はブランド初となる。

 2月9日に行われた同イベントに関する記者会見では、同社執行役員の松村亮コマースカンパニーヴァイスプレジデントも登壇。「ファッションウィークを盛り上げていくという観点から、『バイアール』も含めてコンテンツをより魅力的にしていくほか、『バイアール』のライブ配信など、よりユニークな表現形式を取り入れていく。また、当社は基本的にはコンシューマー向けビジネスを手掛けているので、そういった観点からファッションウィークをサポートしていく。1000万ダウンロードを超える楽天ファッションのアプリにもコンテンツを設けることで、文化として根付く機会を作ると同時に、商品を売る場としていきたい」などと述べた。

 ファッションウィークには54ブランドが参加し、30ブランドがフィジカルショーを開催する。また、初参加は17ブランドとなる。新たな試みとしては、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)を活用したコレクション発表方法として、クレッセント社の「4Dボリュメトリクス撮影技術」を使ったデジタルプレゼンテーションを「ベッドフォード」が行う。JFMOの太田伸之理事は「前回のデジタルファッションショーにおいて、仮想モデルが来た仮想コスチュームが5000万円売れた。デジタルだからこそ新しい局面が生まれた」などと述べた。

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