ファッション事業などを展開するデイトナ・インターナショナルは３月１８日、名古屋パルコ西館２階にセレクトショップ「フリークスストア」をリニューアルオープンした。オンラインとオフラインを融合させたＯＭＯストアとしてデジタルポップやオリジナルのインタラクティブミラーを導入したほか、店内設置カメラから人の動きを集計・分析する取り組みも行う。
同社は「本当の”似合う”が見つかる！」をコンセプトに、世界初というインタラクティブミラー「＋ＰＬＵＳ ＭＩＲＲＯＲ」を導入。同ミラーでは、気になる商品のタグをスキャンするとスタッフのスナップや店舗、ＥＣの在庫状況が確認できる（画像）。
また、その場で撮影した画像データから高性能画像認識ＡＩが利用者のコーディネートアイテムを識別し、アイテムごとにおすすめ商品や似ている商品を提案する。
ＡＩ身体解析テクノロジーに強みを持つＳａｐｅｅｔ（サピート）が提供するアルゴリズムを使用したＡＩカメラで撮影することで、フェイス・パーソナルカラー診断も可能で、診断結果からユーザーに似合うおすすめアイテムを提案。診断結果は紙のカルテとして持ち帰れるほか、ウェブページでも確認できるという。
同ミラーには、利用者が直感的な選択から潜在的な好みを識別しておすすめのコーデを提案する機能や、利用者の星座と直感的なモチーフの選択をかけ合わせた診断結果からおすすめアイテムを提案する機能もある。
今回、店内ポップをデジタルポップに一新し、多数のタブレット端末を設置。キャンペーンやブランドの情報に加え、各コーナーで打ち出している商品の情報も一目で確認できるようにした。
さらに、店内に複数設置したカメラの映像から人の動きを収集、分析する。蓄積データを１００分の１秒まで分解して課題を抽出し、これまで感覚で行っていた作業手順、配置などを科学的な視点から分析することで、店舗のオペレーション課題を改善するという。