ZOZO(ゾゾ)は6月29日、ファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」で、ヤフーが運営するフリマアプリ「PayPay(ペイペイ)フリマ」の仕組みを活用してコーデの着用アイテムを手軽に出品・購入できる、ファッションに特化したソーシャルコマースの新機能を提供開始した。
「ウェア」は2013年にサービスを開始したファッションSNSで、現在、アプリダウンロード数は1600万件を突破。1200万件を超える多種多彩なコーデ画像が集まっており、ファッション好きのユーザーから高い支持を得ている「ウェア」公式認定ユーザー「ウェアリスタ」や、ファッション好きの著名人、インフルエンサー、ショップスタッフ、一般ユーザーが投稿するリアルなコーディネートから最新のトレンドや洋服の着こなし方法が分かるという。
今回のソーシャルコマース機能では、「ウェア」に投稿されたコーディネートの着用アイテムを簡単に出品・購入できるもので、購入検討の際、「着用コーディネート」や「投稿者の身長」「似たアイテムを使ったコーディネート」といった豊富なファッション情報からサイズ感や着回しイメージも参考にできる。
気になる着用アイテムがあれば、「WANT(欲しい)」ボタンをタップすることで、出品をオファーすることもできるのが特徴で、「WANT」したアイテムが出品されるとマイページに通知が届く。
これにより、例えば、憧れのファッショニスタが着用した服や、欲しかったものの過去に買い逃したアイテムなどに対し、購買意欲を示すことができる。
また、「WANT」でのオファー時には買いたい金額を任意で入力でき、オファーを受けたユーザーが自身の所有アイテムのニーズを知り、出品へのモチベーションを高めたり、出品時の価格設定の参考にすることも可能だ。
出品者する際は、「ウェア」アプリに投稿したコーディネートの着用アイテムやマイページのクローゼットに登録されているユーザー自身が所有するファッションアイテムの情報をそのまま活用して簡単に出品できる。
また、「ウェア」を「ゾゾタウン」と連携すると、「ゾゾタウン」で購入したアイテムが自動でクローゼットに追加されるため、より簡単に出品できるようになるという。さらに、「ゾゾタウン」上に商品データがあるアイテムについては、「ゾゾタウン」の商品価格や在庫状況などの情報も参考にしながら購入の検討が可能だ。
「ウェア」に出品したアイテムは、「PayPayフリマ」のアプリをダウンロードしてID連携することで、ダウンロード数が1000万件を超える「PayPayフリマ」アプリにも同時出品できるため、より幅広いユーザーに出品アイテムを閲覧してもらえるという。
ゾゾは2021年、サステナビリティステートメント「ファッションでつなぐ、サステナブルな未来へ。」を掲げており、「ウェア」でのソーシャルコマース機能の提供は二次流通の機会創出につながる取り組みのひとつだ。
ゾゾとヤフーでは、これまでも「PayPayフリマ」において、ファッション通販サイト「ゾゾタウン」で購入した商品を簡単に出品できる機能「持ち物リスト」を提供するなどしてきている。
なお、「ウェア」では今回のソーシャルコマース機能の提供開始に合わせて、6月29日から出品者全員が最大1000ポイントのZOZOポイントがもらえる「ZOZOポイントプレゼントキャンペーン」をスタートしたほか、7月7日からはファッション業界で活躍する著名人14人が毎週3~4人ずつ、4週間にわたって私物を出品する「著名人フリーマーケット」企画を実施する。