JALグループ 地域支援のクラファン開始

 JALとJALUXは10月1日、ふるさと納税の仕組みを活用して「次世代応援」や「自然環境保護」を目的とする自治体のプロジェクトを直接支援することができる「JALふるさとクラウドファンディング」サイトを開設した。

 両社では2020年11月よりグループで取り組んでいる、地域の発展や経済活動の活性化を目的とした「JALふるさとプロジェクト」の一環として、「JALふるさと納税」ポータルサイトの運営を開始。今回は自治体のプロジェクトを直接支援できる内容でクラウドファンディングを始めた。

 同サービスでは、離島・中山間地域の次世代人財を応援する「次世代応援」、自然環境の保護と地域活性化の両立を応援する「自然環境保護」をテーマに掲げており、これらに合致する各自治体のプロジェクトに対して、寄付を行うことができるという。

 通常のふるさと納税と同様に、寄付者はプロジェクトによって返礼品などを受け取ることができ、さらに、そのプロジェクトの進捗度合いや活動報告を確認することが可能。

 また、寄付対象となるプロジェクトについては、JALが観光振興や地域産業支援などで培った各地域とのつながりや、JALふるさと納税の取り組み実績、JALUXの食品ギフト事業などで培ったノウハウを活かして、JALグループが寄付対象のプロジェクトの立ち上げからサイト運営の支援、情報発信などをサポートしていく。

 今回は第1弾として「鹿児島県徳之島町」の2つのプロジェクトを展開。地域に根ざす人材やキャリアの育成を応援する内容と、絶滅危惧種である「アマミノクロウサギ」を保護する内容となっている。募集期間はともに来年1月31日までで、それぞれの目標寄付金額は100万円。

 なお、利用者は寄付額100円で1マイルが貯まる仕組み。今後は自治体のみで実施されるプロジェクトも、寄付対象として追加される予定。

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