楽天が「ショップ・オブ・ザ・イヤー2022」を開催ーー総合グランプリはアルペンが初受賞――2位サンドラッグ、3位「シードコムス」

 楽天グループは1月25日、「楽天市場」に出店する、約5万6000店舗を対象にした「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2022」の授賞式を都内ホテルで開催した。

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174店舗が受賞

アルペンの武藤恵一 EC 事業部長(中央)と楽天の三木谷浩史社長(左)

 同賞は売り上げやユーザーの人気投票などを基に選ばれた店舗を表彰するもの。総合賞10店舗、ジャンル賞132店舗(レディースファッション、ベビー・マタニティ、肉・野菜・フルーツ、スイーツ、家具・収納、ペットフード・ペット用品、コスメ・香水、生活家電、アウトドア・レジャーなど42ジャンル)、サービス賞21店舗(ラ・クーポン賞、あす楽賞、リユース賞、定期購入賞、ギフト賞、ROOM賞、ショッピングチャンネル賞、スーパーDEAL賞)、特別賞11店舗(新人賞、ベスト投票賞、サステナビリティ賞、ふるさと納税賞、NATIONS賞)の計174店舗が受賞した。このうち、初受賞の店舗は54店舗、2年連続で受賞したのは62店舗、最長で8年連続で受賞した店舗もある。

 総合グランプリは、スポーツ用品販売のアルペンで、前回の3位から順位を上げての初受賞となった。2位はサンドラッグ(前回は9位)、3位は「シードコムス」のエフ琉球(同6位)だった。上位店舗には賞金を授与しており、1位店舗には100万円が、2位店舗には50万円が、3位店舗には30万円がそれぞれ渡された。

 コロナ禍を受けて、前々回のSOYはオンライン開催、前回はオンラインとオフラインを合わせたハイブリッド形式での開催だったが、今回は3年ぶりにオフラインのみの開催となった。

グランプリを受賞したアルペンの武藤恵一EC事業部長は「楽天市場に出店したのは2007年だが、なかなか売り上げが伸びなかった時期や、上位に入賞してもまだまだ上の店舗がいた年もあった。昨年は当社が創業50周年という節目の年で、楽天市場も開設から25周年。そんな年にやっと1位が取れたというのは出来すぎたストーリーだと思う。今後は総合グランプリという名に恥じない運営をしていきたい」と喜びをかみしめた。

 4位は「スーパースポーツゼビオ」のゼビオ、5位は「イーベストPC・家電館」のストリーム、6位は「澤井珈琲Beans&Leaf」の澤井珈琲、7位は「暮らし健康ネット館」のe-netshop、8位は「イーザッカマニアストアーズ」のズーティー、9位は「姫路流通センター」のアットライフ、10位は「野球用品ベースボールタウン」のB.B.T.だった。

三木谷氏「二人三脚で成長」

  6位に入った澤井珈琲は、ユーザー投票において、最も支持された店舗に贈られる「ベスト投票賞」なども受賞した。澤井理憲取締役常務兼店長は「楽天市場25周年という節目の年に『ベスト投票賞』を受賞できたことにほっとしている。コーヒーは輸入商品のため、昨年は円安や原材料価格高騰の影響で25~30%値上げをしたが、それでもお客様が応援してくれたことが嬉しい。お客様への恩返しのためにもこれ以上は値上げしないよう頑張りたい。現状は注文殺到で出荷が間に合っていない状況なので、機械の導入などでよりスムーズに配送できる体制を作っていきたい」と語った。

 授賞式の最後で楽天の三木谷浩史社長は「楽天市場は『ショッピング・イズ・エンターテインメント』、インターネットショッピングは自動販売機ではないというコンセプトで、皆さんとともに6兆円近い取扱高まで成長してきた。あくまでの楽天の主役は店舗の皆さんということを頭の中に叩き込みながら、皆さんと一緒に二人三脚で成長していきたい」とコメントした。(次ページからは一部受賞店舗の声を紹介しています)


一部受賞店舗の声を紹介 …は本誌にて

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