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「楽天市場」 「まとめ買い」需要伸びる

 楽天グループは6月27日、仮想モール「楽天市場」や「楽天トラベル」、「楽天モバイル」などにおける、今夏のトレンドを紹介する「楽天グループ 2023夏トレンド予測」を発表した。

 トレンド予測の「物販編」では、楽天市場と楽天ブックスの購買分析データをもとに、今夏の消費トレンドを予想。「リターン・トゥ・ノーマル消費」と「物価高対抗消費」の2つを選んだ。

 「リターン・トゥ・ノーマル消費」は、新型コロナウイルス感染症の5類移行を受けて、楽天市場において外出や旅行、イベントに関連した商品の需要が拡大していることを受けたもの。「折りたたみ傘」は、昨年3~5月と今年3~5月の比較で70%増、「レディース帽子」は同30%増、「スーツケース」は同2・2倍増、「ネックピロー」は同60%増、「浴衣」は同80%増、「水着」が同40%増などとなっている。

 また「推し活」関連商品も好調。「推し」のキャラをアピールするためのバッグ「痛バッグ」が同6・7倍となっているほか、楽天ブックスでも、推し活関連書籍の売り上げが80%増(昨年1~5月と今年1~5月で比較)だった。

 一方、「物価高対抗消費」は、食品や日用品など生活必需品の物価高を受けた消費者の節約志向を受けたもの。特に、食品ジャンルと日用品ジャンルでまとめ買いをする消費者が増えており、炭酸水やレトルトカレーなどが注目を集めているという。

 また、電気代も大きく値上がりしていることから、今後予想される猛暑に備えて、冷感敷きパッドやクールタオル、帽子の内側に入れる冷感パッドのヘッドクールなど、”冷感”に関連した商品で暑さを乗り切り、節約を図る動きも広がっている。

 同社によれば、「まとめ買い」というキーワードを含む商品の流通額は50%増、「冷感」は同40%増と伸びている(いずれも昨年3~5月と今年3~5月の流通額を比較

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