応援購入サービス「Ｍａｋｕａｋｅ」を運営するマクアケは８月１７日、海外メーカーの日本進出を包括的に支援する「グローバルオフィシャルパートナープログラム」を開始した。これに伴い、「マクアケ」を活用した実績を持つ企業のうち８社をパートナーとして選定し、英語圏と中華圏、韓国の各地域のサポートを強化する。
同社では海外で生まれた新しい商品やサービスを日本のユーザーに届けるため、２０１８年にプロジェクト実行者をサポートする組織内に海外専任チームを立ち上げたほか、２１年には韓国ソウルに拠点を設立。多くの海外メーカーに対し「マクアケ」を活用して日本市場への進出を実現してきた。
一方、海外メーカーが日本進出する際の課題として、日本市場に精通したマーケティング担当者が社内にいないことや、フォローおよびサポートの対応品質について日本のユーザーが求める水準が高く、メーカーが想定している内容とのギャップが生まれやすいことなどが挙げられるという。
マクアケではプロジェクトページの作成や、サポーターへの対応品質向上のための助言などを行ってきたが、海外メーカーからの相談が増加傾向にあることから、支援体制の強化を目指して、これまでに「マクアケ」でプロジェクトを実施し一定の応援購入額を集めた企業、もしくはサポーター対応の品質が一定水準に達している８社の実行者を「グローバルオフィシャルパートナー」とし、同社と連携して海外メーカーによる「マクアケ」の活用を支援するプログラムを提供することになった。
具体的には、海外メーカーが「マクアケ」を活用する際に包括サポートを希望する場合、同社からそれぞれのメーカーの状況に合うパートナー企業を紹介。海外メーカーはパートナー企業１社をプロジェクトの運営代行事業者とし、「マクアケ」にプロジェクトを掲載する。
パートナー企業はマクアケのサポートチームの伴走支援を受けながら、プロジェクトページの作成や事前告知などプロジェクト目標達成に向けた各種準備に加え、プロジェクト期間中からリターン配送後までの一連のサポーター対応を行う役割を担う。