ＺＯＺＯ（ゾゾ）は８月２９日、子どもの足を簡単に３Ｄ計測できる計測用マット「ＺＯＺＯＭＡＴ ｆｏｒ Ｋｉｄｓ（ゾゾマット フォー キッズ）」を新たに開発し、予約受け付けを開始した。子ども用の「ゾゾマット」も送料を含めて無料で届ける。
２０２０年２月に提供を始めた「ゾゾマット」は、マット全体に施されたドットマーカーをスマホのカメラで３６０度撮影することで、自宅にいながら簡単かつ高精度で足の３Ｄ計測ができる。
利用者はマットに片足ずつ乗せ、それぞれの足をスマホで撮影することで、足長、足幅、足囲などの複数箇所の計測ができる。さらに、「ゾゾタウン」上では「ゾゾマット」の計測結果をもとに、対応シューズが展開する各サイズの中から相性度の高いおすすめサイズがレコメンドされるため、シューズをＥＣで購入する際のサイズ選びの不安を軽減できる。
これまで、足の計測結果をもとにしたシューズのサイズレコメンドは１６歳以上が対象だったが、子ども用のマットを提供することで、４歳以上の計測者にサイズレコメンドができるようになる。
「ゾゾマット フォー キッズ」では子どもが安定して立てる両足測定の仕様とし、計測することが難しい子どもの足のサイズを約１分で計測可能だ（画像）。
「ゾゾタウン」上では、計測した足の３Ｄサイズデータをもとに、対応シューズのおすすめサイズと、一つ上のサイズを表示するほか、子どもの足の成長速度を考慮した各サイズのシューズを履ける期間を表示する。
サイズレコメンドには、計測者数２７０万人超の「ゾゾマット」で得た１０万件以上の子どもの足の計測データと、独自に収集したシューズの履き心地に関するデータ、「ゾゾタウン」に登録されているシューズのサイズ情報などを活用した同社独自のＡＩを使用しているという。
「ゾゾマット フォー キッズ」の提供開始時点ではスニーカーやサンダル、スリッポン、レインシューズなどの幅広いカテゴリーから１００型以上がサイズレコメンドに対応。今後、対応型数と対応カテゴリーを拡大していくほか、対応シューズの購入者に、子どもの足の成長を予測して適切な買い替え時期を知らせる機能などを追加する予定だ。