アマゾンジャパンは9月25日、福岡県内の一部エリアで生鮮品などを受注から最短2時間で配送するサービスを開始した。北部九州で食品スーパーを展開するマルキョウを傘下に持つリテールパートナーズと組んで展開。アマゾンの通販サイト内に「マルキョウネットスーパー」が出店。当該ページから対象地域の顧客が注文した商品をマルキョウの店舗でピッキングし、顧客宅に配送する仕組み。
ステート時点での展開エリアは福岡県内の福岡市6区(博多区、南区、東区、中央区、早良区、城南区)と那珂川市、大野城市、春日市、粕屋町、須惠町、志免町、宇美町。
配送時間帯は正午12時から午後2時、午後2時から同4時、同4時から同6時、同6時から8時と2時間単位の配送時間帯を選択可能とした。別途400円を徴収した顧客には1時間単位での配送時間指定にも対応するという。
配送料は1回の受注額で異なり、有料会員「プライム会員」の場合、3000円未満では660円、3000円以上6000円未満では440円、6000円以上1万円未満は220円、1万円以上は徴収しない。なお、一般客にはそれぞれ別途200円を加算する。
サービス開始に合わせて9月25日から10月24日まで対象品を最大4割引きとしたり、配送料を初回利用時に無料とするセールを実施する。
アマゾンではこれまで直販のほか、スーパーマーケットを展開するライフコーポレーションや成城石井、バローホールディングス、アークスと組んで実店舗からピッキング、梱包してアマゾンの契約配送事業者が店舗周辺地域の顧客宅に配送するスキームで関東や関西、中部、北海道の一部地域で生鮮品のネット販売を行ってきたが、九州での生鮮品ECの展開は初めてとなる。