メディア事業を手掛けるアイランドは４月16日、雑貨やグルメを取り扱う通販サイトを開設した。編集部による商品選定を丁寧に行い、ラインアップの拡充を目指す。メディアのSNSフォロワー480万人以上に向けて訴求する。メディアの信頼性を活かして、読者の共感を高めて体験価値の向上を目指す。
開設したのは「Aima」。品ぞろえはお取り寄せグルメを中心に日用品や雑貨など10店舗のアイテムを取り扱う。アイランドが受注し、店舗が顧客に発送する。
４月24日からは、運営するお取り寄せグルメを紹介する情報サイト「おとりよせネット」で表彰した受賞商品の販売を開始した。今後、暮らしに寄り添い選ぶ楽しさを実感できるアイテムをラインアップする。ファッション雑貨やギフト、地域のこだわり商品など、カテゴリーの拡充も視野に入れる。
ターゲットは30～50代の女性で、暮らしを大切にする生活者。消費行動の変化で高まる「信頼できる情報をもとに選びたい」、「本当に良いと思えるものだけを購入したい」などのニーズ応える。自社メディアとの連携を中心に、SNSやイベントなどを活用し新規顧客獲得をめざす。
これまで「おとりよせネット」や料理インフルエンサーとのコミュニティ「フーディストノート」を運営する。専門家やインフルエンサーと連携し、オリジナルレシピや体験型コンテンツの制作を進めてきた。「おとりよせネット」のSNSフォロワー６万人以上、「フーディストノート」のSNSフォロワー数は480万人となる。
「Aima」を、運営するメディアやSNSと連動したプラットフォームと位置付ける。メディアに対する読者の信頼感を強みに店舗の集客や売り上げ拡大、PR支援をめざす。読者に向けては、記事で見つけた商品をそのまま購入できる導線を設けることで、他社との差別化を図り利便性を高めていく。
商品ページでは、「おとりよせネット」の独自の試食モニター制度の声を活かすなど専門家や料理インフルエンサーなど第三者の声を積極的に活用。メディア運営で培った、共感を呼ぶ表現で商品の魅力を訴求する。編集部が商品を体験し、感想や開発ストーリー、作り手の想いを発信する取り組みも行う。
４月30日に、インスタグラムでライブ配信し商品を告知する。ナイフをプレゼントする企画も実施する。